リーマンショックの際は、たくさんの方がリストラされ、働き口を失いました。この先、リーマンショックよりもっと大きな不況がやってくるとも言われていますね。
また、AIの進化と普及、事業環境の急速な変化で、企業が生き延びるのは年々厳しくなってきています。
わたしと同じように、50代で仕事や人間関係がきつくて会社を辞めたいと考えている方もいらしゃると思いますし、リストラや病気、介護で辞めざるを得ない方もいらしゃるでしょう。
今は、まだわたしは、勤めている会社が、事業を継続し、リストラもしていないので、人間関係で精神的には辛いですが、なんとか働いています。
でもいざというときのために、できる準備はしておいた方が良いと考えています。
今回は、50代の転職について、見ていこうと思います。
50代で会社を辞めた同僚のこと
わたしは、中小企業で働いているのですが、総務担当だった同僚が親の介護もあり、退職して地元(四国)へ戻りました。
同僚の子供は社会人となっていましたので、夫婦二人で、同僚の親が住む家に引っ越すことになりました。兼業農家(米作りは赤字と言っていました)で、お米を送ってもらったこともあり、ちょくちょく近況を聴いていました。
就職の方は、50代ということもあり、かなり苦戦していました。結局、正社員は難しく、現在もアルバイト的な仕事を続けています。
ハローワークには、時々顔を出して、求人をチェックしているようですが、給与が、低くくとても生活できないような求人が多いと嘆いていました。
今は、中高年でも、転職できると言いますが、転職市場の中高年というのは、30代半ばから40代のことを言い、わたしたちが思っている40代から60代の認識とは、そもそもづれているのかもしれません。
同僚は、中小企業とはいえ、総務の仕事を20年近くやっていたので、正社員で就職口はあると考えていたようです。また、退職前に話したとき、仕事を選ばなければ、なんとか仕事はあるだろうと言っていましたが、結局、希望するような給与の仕事は見つからなかったのです。
自分の市場価値を客観視しよう
退職した同僚は、数年前から親の体が悪くなったら、ひとりにはできないので、地元へ帰るつもりでしたので、事前に色々、準備しておけば良かったと言っていました。
できれば、余裕があるうちに、自分の市場価値を客観的に把握し、自分のできることをたな卸して、どれくらいの求人があるか、ある程度把握していた方が良いと思います。
同僚の話を聴いて、わたしも事前にできることは、しておこうと考えるようになりました。
まず、パソコンやスマホで簡単にできる自分の市場価値を判定してくれるサービスに登録しました。そのサービスは「ミイダス」で、簡単な質問に答え、自分の情報を入力するだけで、市場価値がを判定してくれるのです。
ミイダスとは
転職のエージェントサービスdoda(デューダ)で有名な総合人材サービスのパーソナルキャリアが作った転職求人サービスです。2019年4月ミイダス株式会社として法人化されました。
転職サイトとスマホ用の転職アプリがあります。
簡単な質問に答え、自分の情報を入力すると、市場価値を判定し、その情報を基に登録している企業からオファーをもらえるしくみです。
50代で正社員で転職できるのは3割
転職サイトの情報ですが、50代で正社員で転職できるのは、仕事をさがしている50代の3割というデータがあります。
7割近くの方が、正社員にはなれない状況ですね。
専門性やマネージメント能力など、秀でた能力と経験がある方は、正社員になれるのでしょうが、わたしのように特にこれといった能力も、マネージメント能力もない人は相当厳しいと覚悟しておいた方が良さそうです。
正社員になれないことも、頭に入れて、それ以外の選択肢も視野に入れて、転職活動をする覚悟が必要です。
転職エージェントの活用
自分の市場価値を客観視できたら、転職を手伝ってくれる転職エージェントへ申し込みをしましょう。
ただ、実際わたしは、まだ申し込みをしたことがありませんので、50代で秀でた能力やキャリアも無い場合、転職エージェントが親身になってサポートしてくれるかは、わかりません。
ですが、転職エージェントの費用は、採用する企業側が負担してくれるので、無料で利用できます。活用できないかもしれませんが、登録だけはしておきましょう。
準備はしながら、辞めない
わたしが、おすすめするのは、辞めなくて良いなら、辞めないという選択です。
体や心を病んでしまうような場合は、絶対に辞めるべきですが、人間関係や仕事の内容が不満で辞めようと考えているなら、そのまま勤め続けることも現実的な選択だと思います。
もちろん、わたしも人間関係で悩み、辞めたいのは山々ですが、自分の市場価値を客観視し、たな卸しをした結果、転職は相当難しいと判断しました。
わたしの場合、現在の会社で、まじめに仕事をしながら、帰宅後や通勤、休憩時間など隙間時間を有効に使って、副業(アフィリエイト)に精を出しています。
副業(アフィリエイト)も簡単ではありません。しかし、会社を辞めたいという切なる希望は、そのエネルギーとなります。
まとめ
50代の転職について書こうと考え、色々調べました。しかし調べるにつれ、50代の転職がいかに難しいか思い知ることになりました。
もし、50代で転職をお考えの方は、まず自分の市場価値がどれくらいかだけでも、確認することをおすすめします。
冷静に、自分を見つめ、自分のキャリアのたな卸しをすれば、転職すべきか、とどまるべきか判断できるのではないでしょうか。
50代で、お子さんの教育費負担や住宅ローンなどで、給与が下がることが、生活の破綻を意味する場合もあると思います。
辞めたくても辞められないのは、ほんとに辛いですが、その辛さをバネに一歩踏み出していきましょう。会社に勤めながら、転職活動するのもひとつでしょうし、わたしのように副業を考えるのもひとつです。
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