新型コロナウイルスの影響でわたしが勤めている会社の業績にも相当な影響が出てきています。
同僚は危機感を感じ、このような状況の中、株式投資をはじめました。
会社の休業等で空いた時間に企業を分析し、株式を買うというのです。
同僚の方針は株式の短期売買はせず、価格の下がった株式を買い、長期で保有することによって利益を出すというものです。
わたし自身、株式投資はしたことがなく、素人が短期の売買で利益を出せるとは思えませんので、長期で保有するという同僚の考え方にはうなずける点がありました。
その同僚から勧められた本が『UNSHAKEABLE 揺るがない力』です。
投資をはじめるにあたって、同僚は色々な本を読んで、『UNSHAKEABLE 揺るがない力』がすごく良いと紹介してくれました。
正直、翻訳本にありがちな読みにくさはありますが、わたしのように投資は怖い、難しいと考えている人が読むと、これまで持っていた投資に対する考え方を変えてくれる本だと思います。
今回は、『UNSHAKEABLE 揺るがない力』についてご紹介したいと思います。
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『UNSHAKEABLE 揺るがない力』とは
Unshakeable: Your Financial Freedom Playbook (English Edition)
さっくり本の内容を説明しますね。
本のタイトル「UNSHAKABLE」の意味は、景気が良くても悪くても、未曾有の大不況が訪れても、自分の経済、精神が「揺るがない生き方」のことをいいます。
『UNSHAKEABLE 揺るがない力』は、資産を1,000億円以上持っている世界の最強な投資家たちのインタビューがベースとなっており、揺るがないマインドで資産を増やすコツから人生の目的や意味までがまとめられています。
投資に興味がなくても、大金持ちの投資や人生についての考え方を知るだけでも、参考になると思います。
著者トニー(アンソニー)・ロビンスとは
まず著者のトニー(アンソニー)・ロビンスが、どんな人か紹介しますね。
トニー・ロビンスは、世界的なカリスマコーチであり、資産アドバイザーであり、かつ起業家でもあります。
投資のリターンで得ている年収が100億円、グループ年商で6,000億円、コーチング料は1年間で1億円といわれています。
金融業界でも大物と言われる投資家をコーチングしており、例えば伝説的なヘッジファンドマネージャ、ポール・チューダー・ジョーンズは30年間ずっとトニー・ロビンスにコーチングを受けているのです。
わたしならその1億を貯めておきたいところです。そもそも投資のリターンで100億も稼いでいるなら、本を書いたり、コーチングしたりする必要ないのかなと思うのですが、それはトニー・ロビンスの生い立ちに関係しているようです。
トニー・ロビンスは、父親が4回変わり、母親はアルコール中毒の貧しい家庭で育ったことから、貧困と絶望の中にある人々が、理想の生活を送れるよう手助けすることを人生の目的としているのです。
過去2年で貧困家庭に2億5000万食以上もの食料支援をし、今後8年で10億食の支援を予定しています。さらに本書「UNSHAKEABLE 揺るがない力」の売上は、全額Feeding America食料支援団体に寄付されます。
それを投資とはいわない
では肝心の投資についてどのようなことが書かれているか簡単にみていきましょう。
投資の世界では、手数料をたくさん取られ、意味のない商品を買わされるなど、知識があまりにもないために、いいように搾取されている人がたくさんいます。
投資に失敗するのは「上がりそうだから買おう」と高値で買い、「これ以上下がったらまずい」と底値で売るパターンがほとんどで、小さな値動きやメディアによる情報に揺れ動いて投資をしてしまっているのが原因なのです。
トニー・ロビンスは無駄な努力をするより、インデックスファンド(S&P500など市場の動きをあらわす指標と連動した運用をする投資信託)を長期保有することをすすめています。
その理由はアクティブファンド(ファンドマネジャーが自分の投資判断で、収益を上げる投資信託)で運用しても手数料や運用者へ支払われる報酬が高すぎるので、長い目で見るとインデックスファンドには勝てないからなのです。
投資をしないことはリスク
リーマンショックでは会社の業績が悪化し、ボーナスがなくなり、給与カットになって、よりネガティブな考え方に、わたしはなってしまったのですが、トニー・ロビンスの見立ては違います。
過去に起きた金融危機の全てで、数年後には株価は落ちた以上に上がっているという事実を示し、リーマンショックで株価が大暴落した史上最悪の日に投資しても、好景気で株価が最高に上がった史上最高の日に投資しても、長期保有すればリターンに壊滅的な差はなく、一番その差があるのは、全く投資をしなかった場合であると指摘しています。
10年ほど前のことになりますが、わたしの勤める会社が加入していた厚生年金基金が大きな運用損失を出し、解散してしまいました。
その経験から、わたしは下手な投資をするくらいなら、何もしない方が良いのではないかと考えるようになっていました。
しかし全く投資をしなかった場合、リターンを得られる機会をミスミス逃していることになります。
お金を働かせることによって得られたであろう利益を失い、労働によってお金を稼ぐしかなく、それでは生活のために死ぬまで働き続けなければならなくなるかもしれません。
トニー・ロビンスは、リスクを負う勇気がなければ、どんな目標も達成できないし、そもそもリスクは自分の行動を理解していないことから生まれる、絶対そうなるとの保証はないが株式市場は10年後にはたいてい上昇している、だからお金を働かせるべきだと主張しています。
お金持ちになるマインド
経済的自由を手にすることだけが、幸せになるということではないです。
でも現実は、経済的自由がないと、お金のためにあくせく働かないといけなくなります。
どうすればお金を稼げるようになるのか、トニー・ロビンスはマインドセットの重要性を説いています。
多くの稼げない人はそのメンタルが、失うこと減ることを恐れ、不可能だと思いこんで稼げないほうに意識を傾かせているのです。
そのようなネガティブな意識、つまり自分の内にある敵を黙らせるには、どんな悪い状況になっても人生を楽しむ、目的を達成するためには後ろを振り向かない、人生の出来事、自分の心理状態に全責任を負うという断固とした決断が必要なのです。
そうすれば大きなお金が動いていても、一喜一憂せず、動じることはありません。
- どんな悪い状況になっても人生を楽しむ
- 目的を達成するためには後ろを振り向かない
- 人生の出来事、自分の心理状態に全責任を負う
これらはより良い人生を生きるために、活用できると思います。
まとめ
トニー・ロビンスは、景気が良くても悪くても、大不況が訪れても、自分の経済、精神が揺るがない生き方をするためには、揺るがないマインドを持つ必要があると説いています。
現状を肯定し、成長し続けようとする姿勢で、得ようとすることより、与えることに重きをおくことが、大事であるとしています。
『UNSHAKEABLE 揺るがない力』は投資初心者やこれから投資をはじめようと考えている方にとって、投資と成功するためのマインドを教えてくれる一冊です。
よかったらぜひ読んでみてください。
投資を成功させるには、マインドと基礎となる知識が大事です。マインドは『UNSHAKEABLE 揺るがない力』から学び、知識はファイナンシャルアカデミーで学んでみてはいかがでしょうか。
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